こんにちは。しゅんりょうです。
就活や転職をするにあたって、必ず行うのが「自己分析」です。
自己分析がうまくできていると、エントリーシートや面接の内容が具体的になり、説得力のある説明ができますよね!
ただ、この「自己分析」って、本当に難しくないですか・・・?
ナオパパは元々とりえがない性格なうえに自己分析も苦手だったので、「100人中60人はこんな感じになる」みたいなごく普通の人間像ができあがってしまって、苦労したのを覚えています。
今回は、

僕の就活時代にあればよかったのに!
と思った、深い自己分析をするのに役立つ一冊があるので、
は、ぜひ読んでみてください。
自己分析の前に読むべき本「メモの魔力」
ご紹介したいのが、前田裕二さんが書かれた「メモの魔力」という本です。
【著者プロフィール】
前田 裕二(まえだ ゆうじ)
1987年東京生まれ。2013年にDeNAに入社し、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げ。
2015年に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。
著書「人生の勝算」はAmazonベストセラー1位を獲得。
(「メモの魔力」著者紹介より抜粋)
「メモの魔力」は、前田さんが日常から実践している「知的生産」のためのメモの方法と、その活用方法について書かれた本です。
特に第3章「メモで自分を知る」では、就活中に実際に行った自己分析の方法に触れ、自分を知るとはどういうことかを解説してくれています。
まさに自己分析のポイントが詰まった一冊です。
「メモの魔力」要約
「メモの魔力」に書かれていることの根幹は、「ファクト⇒抽象化⇒転用」というプロセスです。
ぶっちゃけ、これがこの本のすべてといっても過言ではありません。そして、これが自己分析にとても役立つ要素になります。
それぞれの言葉の意味は、以下の通りです。
- ファクト : 見聞きした事実
- 抽象化 : 事実から応用可能な法則を見つけること
- 転用 : 見つけた法則を活用すること
難しいですね・・・。でも、これって実は普段の生活でもやってることなんです。
- 子供部屋が散らかっている(=ファクト)
- しゅんりょうがついつい買ってしまうから、おもちゃが多い(=抽象化)
- いらないものを処分する、おもちゃのサブスクを利用する(=転用)
仮にファクトだけを見ていたら、せっせと片付けだけして終わりですよね。
でも、抽象化と転用をすると、より根源的に問題を解決したり、新しい方法を発見できたりします。
前田さんは、日常のちょっとしたことでも常に「ファクト⇒抽象化⇒転用」を意識してメモを取り続けています。

なぜ、『メモの魔力』を自己分析の前に読むべきなのか
自己分析の基本的な考え方がわかる
前田さんは、就活のときにノート30冊分の自己分析を行ったそうです。
その経験にもとづいて、この本の巻末には、「自分を知るための自己分析1000問」という付録がついています。
この本を読んだうえで、「ファクト⇒抽象化⇒転用」を理解することで、自己分析を行うための基本的に知識を得ることができます。その後「自分を知るための自己分析1000問」を解くことで、深みのある自己分析を行うことができます。
就職・転職全般に役立つ
自己分析をする方のほとんどは、就職や転職をめざす方だと思います。
自己分析は、就活や転職を成功させるための「手段」であり、「目的」ではありません。自己分析ができただけでは十分ではなく、自己分析の結果を活用してエントリーシートや面談をより良いものにしていく必要があります。
その際にも、「ファクト⇒抽象化⇒転用」の考え方に基づいて改善を図ることができます。

「メモの魔力」でわかる失敗しない自己分析のやり方
「意識の具体化✖抽象化」
例をあげましょう。「自分への長所」への答えとして、「辛抱強い」と書いたとします。
「メモの魔力」p.129より
ここで止まっている自己分析は、弱い。ここで一歩踏み込んで、どんな辛抱強さがあるか、具体化します。そして、それらに対して今度は「なぜ?」を向けて、そのインサイトを深掘りし、絵抽象化してみるのです。
上の例で、面接官に長所は「辛抱強いところです」と言っただけでは、説得力が十分とは言えませんよね。
しかし、例えば
「高校時代の部活の厳しい合宿に耐え抜いた経験があるな」
「そういえば子供のころに父は簡単にはおもちゃを買ってくれなかったな」
「その頃から、世の中自分の思い通りにはいかないと考えていたかもしれないな」
「自分の辛抱強さはその頃にルーツがあるかもしれない」
と考えていけば、辛抱強さの根拠についてきちんと説明できます。
通常は、「意識の具体化(=辛抱強いことを認識する)」で止まりますが、「抽象化(Whyで深掘りする)」することで、本質部分にたどり着くことができます。
まずは100問やってみる
と言っても、いきなり「よし、1000問だ!」と言われても、「無理!」ってなりますよね。
そんな人のために、そのうちのレベル1(100問目)まで取り組みましょう。
自己分析でよく問われることが集約されていますので、本の内容を参考にしながら、自己分析に取り組んでみてください。
あなたはすでに、一歩抜きんでた自己分析を行っていますよ!

まとめ【『メモの魔力』を活用して、自分と向き合おう】
自己分析によって、客観的に自分のことを理解するだけでなく、自分のことをほかの人にうまく伝えられるようになれば、就活・転職活動も進めやすくなります。
実際に働くときにも、得意や分野で活躍したり、苦手なことをあらかじめ対処することで、大きな成果を上げられるようになります。
どうせやるのなら、「とりあえず就活や転職のためだけにやればいいや」と思うより、「大事なときだから一度じっくりと自分と向き合ってみよう」と考えてみませんか?
「メモの魔力」は、必ず自分と向き合う人の支えになってくれます。
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